祖父のリハビリによる右腕の麻痺回復

70過ぎの祖父が、急に右腕のしびれを訴え、病院に救急搬送されました。
その時は、右腕と右の手のひらが全く、自分の意志で動かせなくなっていたようです。

しびれの原因は、右側の腕の神経の麻痺であると医師から言われました。
それから、祖父はリハビリの為、通院を続けました。
精密検査の結果、身体の他の部分に異常はありませんでした。
右腕と手は動くようになりましたが、しびれが残り、物が良くつかめないという症状でした。

左腕のように、自由に動くようにはなりませんでした。
自宅で療養しながら、右手のリハビリを行う事になりました。

右手が思うように動かせないのは、非常に不便です。
食事の際も、お箸がうまく持てないままです。

それから、右腕のリハビリが始まりました。
リハビリは、私が考えていたよりもずっと長い期間続きました。
右肩から、ひじに掛けてのマッサージから始まり、右腕を上下左右に動かすトレーニングをします。

リハビリ担当の医師の言葉では、右腕の一つの神経がかなり傷んでいて、修復ができないので、トレーニングの繰り返しで、右腕に新しい神経回路を構築するのだそうです。
リハビリの本を読んだりして、色々と学んだところ、神経細胞と言うのは不思議な細胞で、一つの神経細胞が駄目になると、他の神経細胞がそれを補うように、成長するようなのです。
脳の中の神経細胞も、そういったメカニズムで、脳梗塞などのリハビリは行われるとの事です。

 

腕のしびれ

自分の祖父に関しては、リハビリで少しずつ右腕の神経細胞を新しく構築していき、最終的には元の神経細胞と同じ働きをする神経が再構築されるとの事です。
自分は、祖父がリハビリ施設に通い、右手を握ったり開いたり、右腕をストレッチ器具で伸ばしたりする姿を見て、大変さを感じました。
理学療法士の方が、毎回、ゆっくりと右腕をマッサージしてくれました。

見ている側からすると、ゆっくりと、徐々に良くなっているという感じでした。
祖父本人は、歯がゆい思いをしているに違いありません。
私たちは皆で、応援しました。

祖父は、ある日、ようやく、太めのクレヨンで、画用紙に文字を書く事ができました。
付き添いに言ったものは皆、笑顔になり、祖父自身も、満面の笑みになりました。

リハビリには粘り強さが必要だと、実感しました。